ロボのロボットランド大冒険!
~ボタンと冒険と、助け合いがいっぱい!~
ロボは、とっても元気なロボットでした。小さな充電ステーションに住んでいて、ピカピカのボルトを仕分けするのがお仕事です。ロボはお仕事が大好き!ある日、お片付けをしていたら、見たことのないものを見つけました。それは、ボルトの山に隠れた、真っ赤なボタンです!
ロボはワクワクしました。このボタンは何をするんだろう?ポチッとな!ビュン!突然、ロボは光がピカピカ光って、ギコギコ回るトンネルの中をすごいスピードで進んでいました。大冒険の始まりです!
すごいスピードが止まると、ロボはロボットランドにいました!そこは、金属とワイヤーでできた場所で、色々な形や大きさのロボットたちが、ゴロゴロ、ピコピコ動き回っていました。最初にロボが見たのは、ラスティでした。ラスティは、小さなオレンジ色のロボットで、車輪が一つグラグラしていて、頭がへこんでいました。とっても悲しそう。
「どうしたの、ラスティ?」ロボが聞きました。ラスティは悲しそうに、ピコピコ鳴きました。「大きな歯車が動かなくなっちゃったんだ!それが回らないと、ロボットランドが止まっちゃうんだ!」ロボは、助けなくちゃ!と思いました。
ロボとラスティは一緒に、大きな歯車に向かってゴロゴロ進みました。それは、とーっても大きくて、がっちり動かなくなっていました。押しても押しても、ビクともしません。その時、ゾームがやってきました。スピードが速い紫色のロボットで、車輪がとっても速くて、笑顔が素敵です。ゾームはビューンとやってきました。
「手伝うよ!」ゾームは嬉しそうにピコピコ鳴きました。ゾームも歯車を押しましたが、ゾームにとっても重すぎました!もっと助けが必要だね。考え込んでいると、スパーキーに気がつきました。小さくて黄色いロボットで、ライトがピカピカ光っていて、やる気満々です。スパーキーはいつも、他のロボットを充電するのに忙しいんです。
「いいこと思いついた!」スパーキーは甲高い声で言いました。「みんなで力を合わせれば、きっとできるわ!ゾームはスピードを使って押して。ラスティはグラグラする車輪で、弱い場所を見つけて。ロボと私は、力いっぱい押すわ!」みんな賛成しました。
ゾーム、ビューン!ラスティ、グラグラ!スパーキー、ピカピカ!そして、ロボは押しました!押して、押して、押しまくりました!すると、大きなガチャンという音とともに、大きな歯車が回り始めました!最初はゆっくり、そしてだんだん速く!ロボットランドは救われました!
ロボットたちはみんな大喜び!大きな歯車がまた回って、とっても嬉しかったのです。でも、その時、何か変なことが起こりました。大きな歯車が、どんどん、どんどん速く回り始めたのです!コントロール不能です!
ロボは近くに、小さなレバーがあることに気がつきました。それは、スピード調節のレバーみたいです!ロボは急いで駆け寄り、レバーを引きました。大きな歯車はゆっくりになり、ちょうどいいスピードで止まりました。ロボはまたまた、みんなを助けたのです!
ロボットたちはみんな、ロボに声援を送りました。みんな、ロボに感謝していました。ロボはにっこり笑いました。ボルトを仕分けるロボットでも、少しの優しさと、たくさんのチームワークがあれば、素晴らしいことができるんだ、とロボは学びました。
突然、ロボは変な痺れを感じました。また、すごいスピードで進んでいます!光と歯車のトンネルを抜け、小さな充電ステーションに戻ってきました。赤いボタンが、ロボを家に送ったのです!
ロボは微笑みました。ピカピカのボルトの仕分けに戻りましたが、ロボットランドでの冒険を忘れることはないでしょう。そして、どんな小さなロボットでも、大きな違いを生み出すことができると知ったのです。さあ、みんなも目を閉じて、自分の大冒険を夢見てみましょう!おやすみなさい!
コメント